学校法人 駒込学園

駒中の扉

10月2日土曜日と3日日曜日の二日間にわたり、玉蘭祭が行われます。保護者、一般の人々、他校生に加えて、創立328年も経っていれば当然かも知れませんが、大勢の卒業生が文字通り詰めかけ、恩師に会いにやってきます。先生が変わらずにいてくれるというのは、私立学校の大きな利点の1つです。

さて、この両日は駒込中学校の生徒の新しい顔を発見できる期間なのです。

今日はしっかり5時間の授業がありましたが、どことなく落ち着かない様子。いよいよ6時間目のロングホームルームの時間になり、各クラス玉蘭祭に向けての準備開始です。「一人一人が輝く存在」の生徒達は、協力し合って、クラス企画を成功に導くべく時間を忘れて準備に勤しみます。

中学生は展示発表が中心になります。夏休みの宿題として作成した作品から修学旅行に向けた事前調べに至るまで、単なる展示にとどまらぬよう、中学生ならではの工夫を凝らしています。それを見守る先生達は、ともすると手を差し伸べて、より効率の良い方法を指導したくなりますが、そこはじっとガマン。失敗から学び、さらなる工夫を考え出すことも大切です。とにかく、生徒自身の手で達成感を持ってもらおうと考えています。

こうした環境下で準備する様子を見ていますと、授業中では見ることのない表情を見せてくれます。友達同士で意見を出し合い、主張を戦わせている様子は、コワイくらい真剣です。ただ、一端合意を得れば、責任をもってその分担を全うする協調性はさすがです。相手に対する感謝の気持ちを持つ――中学1年生から直接的にも間接的にも指導してきました、浸透してほしい習慣です。

今年の玉蘭祭のテーマは今日的な「エコ」です。このテーマに対してどんなアプローチがなされるか楽しみにしています。

9月30日は丸1日を使っての準備日です。10月1日が「都民の日」で休日になるので、何とかその前に仕上げるべく、明日はもっと忙しくなりそうです。

春分の日と秋分の日を含むその前3日と後3日の間の7日間を「彼岸」といって、日本ではお墓参りの風習がありますね。ところで、なぜその時期になるとそうする風習があるのでしょうか。

駒込中学校では年間何回かある仏教行事の1つに「彼岸会(ひがんえ)」があります。今日は6時間目のロングホームルームの時間を利用して行いました。

まず地下の勧学ホールに3学年の生徒が集合して、先生の指導により座禅、黙想を行います。正座をして背筋をピンと伸ばし、両手は親指と手のひらで輪を作るようにして、おへその前で組みます。この形を定印(じょういん)といいます。ホールの明かりを落とし、両目は半眼(薄く目が開いている状態)となり数息(すそく)観を始めます。ゆっくりと呼吸をして、その呼吸だけを数えることに集中することで、雑念を消していきます。咳払い1つ聞こえません。時にリンと鈴が鳴らされ、ホール内をこだまします。

雑念が消え、意識が研ぎ澄まされると、両目を閉じて随想観(ずいそうかん)に入ります。意識だけが上へ上へと昇り、青い地球の姿までも宇宙から「意識の目」で見る境地に達していきます。そして、ゆっくりと目を開きます。雑念のない眼差しに、生徒たちの心落ち着いた状態が認めることができます。

次に、校長先生より「彼岸と此岸(しがん)」のお話がはじまり、生徒達はプリントの空欄に耳を傾けながら記入していきます。そして、最後に生徒自身が宇宙の一員であること、宇宙の一部であることに気づいてもらいます。これが『山川草木悉有仏性』の考え方です。「これからも “自分とは何か” をしっかり勉強してください。無限重々の自己修証(じこしゅうしょう)をこころがけてください!」という言葉で締め括められました。

彼岸会の後早速、駒中周辺清掃活動ということで、校外のゴミ拾いボランティア活動を行いました。今日の行事と奉仕活動で、生徒諸君も感謝の心を持ってちょっとまた大人になったかな?

駒込中学校では10月2日と3日に行われる秋の文化祭(玉蘭祭−はくれんさい−)で、中学生による弁論大会を開催します。夏休み中に宿題として自分で弁論テーマを見つけ、調べあげ、相手に理解され説得できる文章になるように仕上げます。新学期早々に3学年全員が提出した後、国語の先生を中心に各クラスの代表選考が行われます。

そして、各クラスから3名の代表演題が決定し、練習を重ねた上で本番に臨むのです。毎年、各学年の生徒は、その年齢にふさわしいテーマで弁論を展開しますが、たった1つ学年が持ち上がるだけで、選ばれるテーマやその内容、弁論技術の向上には目を見張るものがあります。こうして客観的に生徒1人1人の成長を見て取ることができる機会としても楽しみな行事です。
さて、中学一年生のクラス代表が先日選出されました。その演題(テーマ)を紹介します。


・ 臓器提供について・・・(男子)
・ 文化の違い・・・(女子)
・ 飢餓・・・(女子)
・ ボランティアを体験して・・・(男子)
・ ミニーが教えてくれたこと・・・(女子)
・ 僕の将来・・・(男子)
・ 豊かな自然から学んだ・・・(男子)
・ 言葉の力について考えたこと・・・(男子)
・ 少しずつ夢に向かって・・・(女子)

 

自分の体験を軸にして述べようとする生徒と、世の中の出来事から関心あるテーマを見つけた生徒に至るまで、中学一年生という世代の子が何を思い、何を考えているのかを興味深く耳を傾けたいと思っています。果たして誰が栄冠を勝ち取るのでしょうか。とても楽しみです。

「未来からの来訪者」と言われる中学生。その秘められた力がたくさんの人々の前で弁論するという経験を経て、どんな形で今後花開いていくのか乞うご期待です。

駒込中学校の様子や受験生へのお知らせなど「駒中の扉」として発信します。どうぞよろしく。

さて、駒込中学校では9月11日(土)に小学生を対象に「親子パソコン教室」をPC教室で開催しました。表計算ソフト「エクセル」を使ったカレンダー作づくりです。小学6年生までの初心者25組50名の親子の方々に参加いただきましたが、1つ1つ試行錯誤しながら熱心に取り組んでおりました。

ダブルクリック、ドラッグ、ローマ字打ち、拡大縮小、フォント変化、色つけ、クリップアート挿入などなど、初心者コースにしてここまでやるか、というなかなかハードルの高いテクニックを学びました。しかし、順序立てたドリルを重ねた末に、いつの間にかほとんどの人ができるようになったのはさすがです。

インストラクターとして「情報」の授業で高校生にパソコンを指導している先生を中心に、パソコンが得意な先生達と生徒OGが担当し、約80分間があっという間に感じるほど楽しく学習することができました。

普段「エクセル」を家庭で使うことはないと思いますが、いろいろ便利な機能があることを学んで、自宅に帰ってからも続きをやろうという意欲的な小学生が多かったのは、大変心強い思いです。また、この教室が同じ作業を通じて親子コミュニケーションの機会となったことは、普段同じ作業をすることが少ないだけに貴重な時間にもなったのではないでしょうか。そして、最後は給食を試食いただいてから帰宅していただきました。

予約の関係で、今回ご遠慮戴いた方々には大変申し訳ない思いでおります。この場を借りてお詫び申し上げます。今後も人気の理科実験教室と合わせて、開催して行きたいと思っています。そのときには、このHPでご案内致します。どうぞお楽しみに。